クリップについての7
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3,キャスト等を使った立体クリップ(2)、
バネ性のない鋳物などで作ったクリップを、ペンに取り付ける際には、鉄からプレスで作ったクリップの上に乗せるか、クルクル巻いた普通のコイルバネを仕込むことが主な方法となります。
ただこれらの方法はここ数年で増えてきた方法で、各社が色々な方法を試行錯誤しながらアイデアを競っている状態です。
中にはデザイン性だけを追求し、バネを使わずにそのままペンに付けてあり、ろくに機能しないクリップのペンもあったりします。
キリタのケーファーボールペンでは、プレス製の板バネクリップの上に鋳物を組み合わせて製作しています。
コイルバネを使ったペンでは、ペンに対して横方向に、クリップがガタガタするペンがよくあります。
このようなものは本体にキズが付いたりもしますので、あまりお奨め出来ないですね。一流メーカーでは、いかにガタつきを無くすか、工夫しています。
この鋳物などを使った立体クリップは、今後も増えていきそうな気がします。各メーカーの新製品が出ると、まず着目するポイントですね。
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この記事は2009年10月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】