G2ダイアカット開発秘話、その1
G2ダイアカット開発秘話、その1>
今週からしばらくの間、キリタのオリジナル製品であるG2ダイアカット8角ボールペンの開発秘話をご紹介します。
この製品の特徴は、細身でありながらしっかりとした重量感、鉛筆の6角形とは異なる8角形が手にフィットする感覚、そして角をダイヤでカットした縦ラインの美しさです。
実はこのモデルにはベースとなった製品が過去にあり、キリタ版はその製品とかなり近いデザインとなっています。
その製品は、ある服飾ブランドのOEM依頼で製造していた製品なのですが、そのブランドは現在筆記具の販売から完全に撤退しています。
大手の筆記具メーカーからのOEM依頼の場合は、デザインから図面までメーカーから来ることが多いので、廃番になったとはいえそのデザインを転用する事など絶対にできません。
ただこの製品については開発自体をキリタで行ったので、そのブランドが筆記具から撤退していることもあり、そのデザインの一部をキリタのオリジナルとして再利用しています。
まあ、この製品の他にも色々なブランドのOEMをやって来ているのですが、それらの製品の中でも特にこの製品をキリタのオリジナルとして復活させたのは、この製品がこのまま埋もれさせるのが惜しいと強く思わせる傑作だからです。
そこには、このペンを使う利用者からの視点と、作り手サイドからの理由の両方があるのですが、それを次回から順番に解説していきます。
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名入れボールペンの【ペン工房キリタ】