G2ダイアカットボールペン開発秘話、その7

G2ダイアカットボールペン開発秘話、その7>

キリタで使っているボールペンの回転メカは、外径(太さ)が6.43mmになっています。

G2ダイヤカット8角ボールペン以外の他のボールペンでは、例えばケーファーでは外径9.5mmの内径8.5mm。KWラッカーでは外径10mmの内径9.2mmと、メカの外径よりも本体の内径が大きくなっています。

そのため、回転メカの外径と本体軸の内径の間の隙間を埋めるための、第3の部品が必要となり、そしてそれを組み込むための作業行程もかかります。

それに対してG2では本体軸の内径は6.40mm。回転メカは、直接本体軸の内側に圧入・固定されます。

つまりG2は細身の分、中に入れる部品数も少なく、それを組み込むための行程も省略できるのです。

2度の塗装とダイヤカットでそれなりにコストはかかりますが、部品点数としては少なく、作業的にも組立てが容易で手離れが良い製品と言う事になります。

製品のデザイン的な良さや使用した時の使いやすさに加え、作り手の側からも評価の高いこの製品は、今後も続けていきたい看板製品です。

(G2開発秘話は今回で終了です。)

G216

うんちく話のまとめ読みはこちらから

—————————————-
名入れボールペンの【ペン工房キリタ】