ペンの使い分けについて4>

それでも万年筆には、ボールペンではどうしても実現できない２つの魅力があります。

１つは、先にも書いたように太い線で味わいのある表現ができること。
これは、画一的で一定のボールペンの線では決してできない万年筆最大の魅力です。

そしてもう１つが、理屈を越えて万年筆を使うことから沸き上がる喜びです。ちょっとした優越感とも言えるかもしれません。（笑）

なるべく普段から万年筆を使い、扱い慣れていると、インクが乾いて使えなかったり手を汚したりすることも無いでしょう。
最近の万年筆用のインクは書いた紙の上での乾きもすごく早くなっていて使い勝手も上がっています。

また最近のワープロ文章のあふれたデジタル時代にこそ、手書きの味わいのある万年筆が求められているようです。

以上のような特徴を踏まえて、使い分けについて考察すると、

つづく

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この記事は2009年5月初掲　【ボールペン工房キリタの工房便り】