シャープペンシルの歴史の3
シャープペンシルの歴史の3>
家電メーカー「シャープ」の創業者 早川徳次氏のシャ-プペン工場については後日談があります。
早川式シャープペンシルは、先ず欧米で売れ始め、やがて日本でもヒット商品となりました。
徳次は、当時は先駆的な試みだった流れ作業を工場に導入し、会社の規模も従業員数が200名を越え、大きくなっっていきました。
しかし1923年、関東大震災が発生。本人は九死に一生を得るも、家族も工場も失ってしまいます。
残った債務の返済のためシャープペンシルの特許を日本文房具に売却し、一文無しとなりました。
徳次は心機一転、大阪へと移り、1924年に早川金属工業研究所を設立。これが、現在のシャープとなりました。
この徳次が作った初代シャープペンシルは現在もシャープ株式会社で保管されているそうです。
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この記事は2009年5月初掲 【ボールペン工房キリタの工房便り】