シャープペンシルの歴史の8
シャープペンシルの歴史の8>
プラスチック製のシャープペンシルが普及した1980年代以降、色々な機能を持つ製品が次々に開発されました。
ノック時にペンを持ち替える必要がないよう、ノックボタンが本体の側面についたサイドノック式。
本体をくの字に曲げてノックするなんてのもありました。
一度書き出したら、その芯を使い切るまで次のノック無しで芯が自動的に出てくるオートマチック式。
ゼブラのフリシャをはじめ、今も各社から出ているようですね。
パイロットのフレフレは、振ると芯が出てくる方式。
カタカタうるさいので、授業中などは使いにくかったりしました。
他社からもフリフリ、シャカシャカなどの名称で出ています。
シャープにつきまとう最後の残り芯の問題を限りなくゼロに近づけた、プラチナのゼロ芯。
ただこれらの構造の多くは今も発売はしていますが、どれもイマイチ一般的に定着したとまでは言えないようです。
私が考えるのにその共通の理由は、構造を複雑にすると価格が高くなることに加え、故障も多く、芯が折れやすくなるためでしょうか。
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この記事は2009年7月初掲 【ボールペン工房キリタの工房便り】