クリップについての3
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プラスチックによる成型品の2、
プラスチックのクリップについては、ここ数年で劇的な変化が起こっています。
バインダークリップと呼ばれる、大きく口を拡げるタイプのものが業界を席巻し、事務用のプラスチックペンのほとんどがそれに切り替わってしまったのです。
バインダークリップとは、本体と一体成型をしないクリップをプラで作り、本体とのつなぎ目部分に、金属製の小さな板バネをはめ込むことにより、 洗濯ばさみのように、大きくクリップが開くようにした物です。
その操作性が、書類を挟むのに使いやすいと言うことで、最初に開発したゼブラをはじめとする大手がこぞって採用し、瞬く間に広がりました。
実はこのバインダークリップをゼブラからの依頼で生産したのは、金属クリップのトップメーカーである東京金属工業(株)という会社で、プラのクリップに押さ続けていた苦しい状況を逆転する画期的な商品だったのです。
(東京金属については、後で詳述します。お楽しみに。)
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この記事は2009年9月初掲 【ボールペン工房キリタの工房便り】