クリップについての8

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今回から数回に分けて、プレスによる鉄製クリップの製造過程を解説していきます。
言葉による説明が難しい工程ですが、なるべく分かり易く書いていきますね。

まず全工程を極く簡単に一言で言うと、平たく薄い鉄の板を展開図の形で打ち抜いて、曲げて曲げて曲げて形を作っていき、焼き入れで硬くして仕上がりとなります。

そもそもプレスとは、対象物を挟み込んで押しつぶすという意味で、アイロンもプレスですし、サッカーの戦術でも使われる言葉ですね。

工業においては、出っ張った雄型と引っ込んだ雌型の間に薄い金属板を置き、型と型を思いっきり叩きつけるように組み合わせることで、金属板に対して「抜き」「絞り」「曲げ」などの加工を行います。

「抜き」とは、金属板を型の形に打ち抜くことで、書類を綴じるためのパンチ穴を想像していただければ良いかと思います。

PT330001

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穴を開けた時に出る丸いカスが、プレスで打ち抜かれた形という事になります。

最近では動物やトランプなどの形に穴が空くお洒落なパンチも売っていて、この場合は打ち抜かれた方をノートに貼ったりして使うようです。

PT330001

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ペンクリップの場合、ペーパークラフトの立体工作のように、最初は展開図の形で板から打ち抜きます。

tenkaizu

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この記事は2009年10月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】