プレスクリップについての4
プレスクリップについての4>
プレスを行うための装置には大きく分けて「単発」「順送」「トランスファー」の3種類があります。
どの装置を使うかによって、型もそれ対応の型になり、同じ型を別の装置で使用することはできません。
ちなみに材料の薄い金属板は、帯状に横にず~~~っと延びてクルクル巻かれた状態でプレス屋さんに届きます。
それを少しずつ繰り出して使っていくんですね。
昔からある「単発」装置は、1つの型だけを取り付けられる比較的小型のプレス機です。
形が単純なものや、工程数(プレスを行う回数)が少ないクリップの生産には今も使われています。
(この写真はキリタ内にあるケトバシと呼ばれる簡易プレス機です。)
クリップの生産数分のプレスが打ち終わると、打ち終わったクリップは回収されて、型の交換をして次の工程のプレスを行います。
それを繰り返して全ての工程を行うのですが、型の交換にも手間取りますし、クリップを一つ一つ置いていく作業がたいへんなこともあって、最近では大量品には使われなくなっています。
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この記事は2009年11月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】