リスペクトするペンメーカー、ラミーの3
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先週出てきたラミーデザインの元になったバウハウスとは、1919年にドイツで設立された美術と建築に関する学校で、その目指す所は合理主義的・機能主義的でありながら、優れた斬新なデザインだそうです。
残念ながら僅か14年後の1933年にはナチスにより閉校されたのですが、その精神はドイツのデザイン業界に広く浸透していたようです。
要するに機能美を追求した斬新なデザインのペンを作っていこうという大方針を、2代目社長が打ち出したと言うことですね。
そして1966年、バウハウスのコンセプトを元にデザインされた新製品LAMY 2000シリーズの販売が開始されます。
同製品は、「西暦2000年になっても通用するデザイン」をコンセプトにして、ゲルト・アルフレッド・ミュラー氏によってデザインされました。
ミュラー氏はバウハウスのコンセプトを踏襲する著名なデザイナーで、ブラウンの電気カミソリもデザインした、デザイン史に名を残す方だそうです。
他社製品の解説を詳しくしてもしょうがないので、詳細については割愛しますが、40年以上もそのままのデザインで販売されているラミーの代名詞ですね。
私も4色ボールペンを持っていますが、アルミの削り出しクリップやその動作なんかは非常に良くできていますね。
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この記事は2010年7月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】