金属挽き物加工の10
金属挽き物加工の10>
自動旋盤では、刃物の出し入れなどは個々のカムの形状に沿って行われ、全てのカムは胴軸上に連携していて、1つのモーターが回していました。
NC旋盤では、それぞれの刃物やドリル毎に1つのモーターを配置して、それぞれをバラバラに動かす事ができます。
ロボットの手足などを動かすのに使われるサーボモーターという種類のモーターは、プログラムからの指示を受けて回転方向、スピードとタイミングを自由自在に動かす事ができます。
NC旋盤でも、このサーボモーターとプログラムの組み合わせで、材料の棒を回転させる主軸から、個々の刃物台、ドリルなどを、こちらの意図する順番で次々と動かして切削していきます。
私の子供が持っている2足歩行ロボットも、関節の数だけサーボモーターがついていて、たしか全部で17個位のサーボを使っていました。
そう考えると、NC旋盤は、いわば一種のロボットですね。動く様子も自動旋盤よりキビキビとメリハリのある動きをする事が出来ます。
※音量が少し大きめです。
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この記事は2011年8月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】