金属挽き物加工の16

金属挽き物加工の16>

「面」で締めるタイプの物をコレットチャックと言い、自動旋盤やNC旋盤で通常使われるのは、このタイプのチャックになります。

材料の丸みに合わせた形の「面」で締めるので、よりしっかりと締めることができ、なおかつ材料に傷が付きにくい特徴があります。

シャープペンの芯を締めているのもチャックで、芯が折れないように円柱の表面を包んで締めるコレット式になっていますよね。

チャックに丸い穴が空いていて、先端の方で穴が3つに割れており、咲きかけの花びらのように僅かに開いて穴が広がっています。

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その穴に材料の棒を通し、開いた花びらを閉じるようにチャックの穴を狭め、材料を締めて固定します。

通常は丸い穴が3分割されていますが、材料の形状に合わせた特注品で4つに割れた物や、四角い穴の物なども使われることがあります。

8角の材料用に、4つに割れたチャックで、それぞれの内面が途中で角度の変わる直線で、合計で8面を押さえられるようなチャックを作ったこともあります。

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この記事は2011年9月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】