クロス社についての4
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創業から70年後の1916年、クロス一族は会社の経営権を、当時クロスの従業員であったウォルター・R・ボスへと売却しました。
その後のクロスは、ウォルターの息子のエラリーとラッセルへ、さらにラッセルの息子のブラッドフォード・R・ボスとラッセル・A・ボスの兄弟へと引き継がれていきます。
そして1999年にデービッド・ウェイレンが社長になるまでの83年間のボス家3世代の支配の間に、クロスはペンメーカーとしての絶頂と衰退を経験することになります。
まずボス家支配の前半では、1918年の”オルライト”シリーズ、1935年の”シグニット・ライン”シリーズを経て、1946年には創業100周年を記念して”センチュリー”シリーズを発表し、筆記具業界での不動の地位を築いていきます。
この”センチュリー”シリーズは、スラッとした細身の回転式で、現在でも売れ続けてるクロスの定番中の定番ですね。
最近でこそ色々なデザインのペンを発売しているクロスですが、昔はクロスと言えばあの形がすぐに思い浮かぶ超鉄板品でした。
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この記事は2011年11月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】