輪島漆蒔絵ボールペン開発秘話、その2
輪島漆蒔絵ボールペン開発秘話、その2>
キリタが蒔絵部分の製作を依頼したその工房は、輪島でも一二を争う大手老舗で、規模も大きく市内に工房と大きな自社ビルのショップ、東京銀座にショールームも持っています。
その工房で作成した製品は、その工房の名の下に全て自社販売しており通常下請け仕事は行わないのです。
製品をキリタブランドとしてキリタの販売ルートで売るのであれば、黒子に徹したいという要望のため、工房名の公表は差し控えますが、通常下請け仕事はやらないその工房が僕の要望に応えて蒔絵を制作してくれたのは、長年にわたって積み重ねてきた取り引きの信用があったから。
決して金額的に大きな取り引きをしてきたわけではないんです。
ただそれこそ僕の入社前から続いている細く長いお付き合いがあって、そのおかげで受けてくれたこの仕事。つくづく自分一人の力で仕事というのは動くものではないんですね。
今回蒔絵の制作を依頼するに当たり、輪島まで行って来ました。
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この記事は2012年1月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】