ボールペンのペン先の仕組み、その7
ボールペンのペン先の仕組み、その7>
一枚の円盤に複数の加工行程を配置しているため、全ての加工は同じタイミングで行われます。
一つの加工が終わると、円盤が僅かに回転し、円周上に置かれた材料が次の行程の行われる位置まで移動します。
円盤が回って材料が移動する際には、円盤状に置かれた全ての材料が同時に動くことになります。だから円周上で行われる各行程は同じタイミングで終了しなければならないのです。
行程としては、次のような加工が順次行われます。
インクタンクに刺さるための外径削り、
ペン先の斜め削り、
後ろから大きな穴を空ける、
前からボールの入る凹みを掘る、
ボールがインクへ向かう溝穴を掘る、
ボールを後ろから押すためのバネの入る凹みを掘る、
バネを入れる、
ボールを入れる、
ボールをカシめる、
ここのところは、あまり正確な記述になっていないかもしれません。
大体このような加工が一つの機械の中で順次行われていると思って下さい。
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この記事は2012年5月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】