オート株式会社、その3
オート株式会社、その3>
オートでは、水性ボールペンのレフィルと同規格・統一形状で油性のニードルポイント芯も発売しており、同じペンを使って水性ペンにしたり油性ペンにしたりと組み替えて使用することができます。
最近では自分の好きな芯を組み込んで作るペンが各社から出ていますが、それらはあくまで事務用の500円ペン。2-3千円クラスのペンで別タイプのレフィルに組み替えられるのは、私の知る限りオートだけです。
国産初の量産ボールペン、世界初の水性ボールペン、世界初グリッパー、そしてニードルポイントと、改めてこうして見ていくと、オートが他社と一線を画す先進性と独自性を持った会社であることが分かりますね。
また1981年(昭和56年)には、綴じ穴を空けることなく重ねた書類を綴じられるクリップの一種「ガチャック」を発売。同社を代表するヒット商品であり、このタイプの文房具の一般名詞にもなっています。
オートの本社は台東区の浅草橋にあり、東京東部のこの地域は、昔から文具系のメーカーが多い場所です。(文具系の町工場は隅田川を渡った反対側の墨田・葛飾に多いですね。)
そしてオートの工場は茨城県結城市にあり、ここで今回紹介してきたボールペンのチップも作られています。
これからも、キリタの水性ボールペンレフィルの供給元として、宜しくお願い致します。
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この記事は2012年6月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】