ベークライトとペンについて その1
ベークライトとペンについて その1>
今週からしばらくは、キリタ製品の中でも根強い人気のベークライトペンについて書いていきます。
ベークライトは最も古くから使われている樹脂の一種でフェノール樹脂とも呼ばれています。
樹脂(プラスチック)には、熱をかけるとドロドロに溶け、型に流し込んでから冷やして固める「熱可塑性樹脂」と、熱をかけることによって硬化する熱硬化性樹脂があります。
ベークライト(略号PF)は熱硬化性樹脂の代表的なもので、一般的なプラスチックとは異なり熱をかけても溶けない性質を活かして、様々な製品に使われています。
発明されたのは1872年(明治5年)ですが、1909年(明治42年)になってドイツのベークランド博士によって工業化されました。
彼の名を付けたゼネラルベークライト社のフェノール樹脂の商品名であるベークライトが、今では素材名として使われるようになっています。
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