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ベークライト開発秘話の記事一覧
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ベークライトとペンについて その10
ベークライトとペンについて その10> ペンチレースと呼ばれる卓上旋盤では、棒材をチャックで固定して回転させ、そこにバイトと呼ばれる刃物をおし当てて材料を削ります。 その際バイトはカンナ台と呼ばれる刃物台に固定され、その […]
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ベークライトとペンについて その9
ベークライトとペンについて その9> 棒材に穴を空けるには、最初はどうしてもドリルを使いますが、ある程度穴が開いたら、バイトで穴を広げることもあります。 中ぐりバイトという先端がくの字に曲がったバイトを穴に入れて内側から […]
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ベークライトとペンについて その8
ベークライトとペンについて その8> 穴は先端に行くにしたがって小さくなり、特にボールペンの場合では先端は芯の通る細い穴を空けることになります。 穴はだんだん小さくなっていきますが、ペンの外側のようになだらかなカーブを描 […]
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ベークライトとペンについて その7
ベークライトとペンについて その7> と、ここまで書いてくると、ベークライトボールペンも轆轤を使って削りだしているのかと思うかもしれませんが、実はキリタでは轆轤を使っていません。 柔らかい樹脂なら自走の轆轤でもまぁ削れま […]
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ベークライトとペンについて その6
ベークライトとペンについて その6> 前回、昔の轆轤では足踏みで回転させていたと書きましたが、現在の電動で動く通常の旋盤では相当のスピードで材料を回転させています。 しかし轆轤でのペン作りでは、手で直接刃物を当てることを […]
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ベークライトとペンについて その5
ベークライトとペンについて その5> 棒材を削って万年筆などの筆記具を作る場合には、戦前から日本の職人たちの間では、ろくろ(轆轤)という特殊な旋盤が使用されてきました。 そもそも一般に人には旋盤による切削にイメージがない […]
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ベークライトとペンについて その4
ベークライトとペンについて その4> ベークライトの色は、黒か茶が一般的なようです。そういえば電球のソケットは今は白ですが、昔は大抵は黒でしたね。 ただ今では、プリント基板がメイン商材になったため茶色がメインで、黒色のベ […]
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ベークライトとペンについて その3
ベークライトとペンについて その3> 日本でベークライトの供給メーカーといえば、大阪の利昌工業がトップメーカーです。 その利昌工業のサイトを見ても、現在の商材の中心は回路用のプリント基板で、キリタでペン用に使っている棒材 […]
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ベークライトとペンについて その2
ベークライトとペンについて その2> 熱硬化性で熱に強いベークライトのもう一つの特徴は絶縁性です。この熱に強く電気を通さない特性を活かして、昔から最もよく使われたのが電球のソケットやヤカンの取っ手などです。 今では電球自 […]
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ベークライトとペンについて その1
ベークライトとペンについて その1> 今週からしばらくは、キリタ製品の中でも根強い人気のベークライトペンについて書いていきます。 ベークライトは最も古くから使われている樹脂の一種でフェノール樹脂とも呼ばれています。 樹脂 […]