【工房便り】17/02/01 グラビティドロップ
【工房便り】17/02/01 グラビティドロップ>
突然ですが、実はOEMで、スマホやiPadなどの入力に使うタッチペンを半年ほど前から開発していました。
と言ってもキリタブランドからの発売予定はなく、メタモジというアプリなどを開発している会社からの依頼で制作し、 去年の12月から発売になっています。
その名も「su-pen グラビティドロップ」です。
通常のペンメーカーはOEMの製造元の公表はしません。実際は下請けに作らせても、あたかも自分で作ったかのような顔をしています。(もちろん責任も負うわけですが。)
ただ今回の依頼元であるメタモジさんは元々メーカーではないなので、製造会社である桐平工業(ペン工房キリタ)の名を公表してます。
なので、私もちょっとここで宣伝をばさせて頂こうかと・・・(^_^;)。
で、手前味噌ではありますが、このペンちょっと・・・・傑作です。
従来のタッチペンではノック式はほとんど無かったのですが、このタッチペンではちょっと代わった方法でそれを実現しています。
画面に触れるペン先の部分は布でできているため、出しっぱなしにしていると引っかけたり痛めたりしやすい。
そこで使用していないときは蓋をするなどの方法でペン先を格納していました。
しかしボールペンのペン先に比べて先端部分が大きいため、ボールペンのようなカム式のノックではストロークが長くなってしまい、使いづらいんです。
(要はぐ~~っと長くノックする必要がある。)
そこでこのグラビティドロップでは、ノックをするとペン先が重力で落っこちてきて、ノックを戻すと落ちきった位置で固定される仕組みを作りました。
ペン先を引っ込めるときは、ペン先を上に向けてもう一度ノックすれば、再び元の位置まで落っこちて戻っていきます。
(この動画は開発中のものです。今現在YouTubeで検索すれば、色々動画も出てきますが、この開発中の動画はここでしか見られませんぜ。)
はっきり言ってこの動画、見せちゃっていいのかわかりませんが、もしメタモジさんに怒られたら削除します。
実はこのペン、キリタの代表作であるあのペンと同じ本体を使っています。
あのペンの数ある特徴の一つが、ちょっと小振りに見えてしっかりとした重さがあり、それが安定感になって書きやすいこと。
その重さから来る書きやすさが、そのままこのタッチペンにも当てはまり、今までのタッチペンにはない書きやすさにつながっています。
タッチペンって、ちょっと押しつけ気味にしないと反応しなかったりするんですが、この重さが助けになって、力を入れずに書くことができるんですね。
是非一度チェックしてみてください。いずれキリタでも売るかもしれませんが、取り敢えず今ならこちらからご購入いただけます。
iPad/iPhone用スタイラスペン (タッチペン) Su-Pen P201S-GDS (グラビティドロップモデル)—————————————-
名入れボールペンの【ペン工房キリタ】