ペリカンの歴史、その10

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スーベレーンシリーズで万年筆を再発売したペリカンは、一方でペリカーナジュニアのような学童向けにも力を入れつつ、万年筆市場においてはマニア向けの高級品指向を強めていきます。

1993年には最初の限定版「ブルーオーシャン」が5千本限定で発売され、それ以降いろいろな限定万年筆が発売されます。

blueocean

例えば「世界の七不思議」シリーズや「文明の偉業」シリーズと言った、トピックに沿った限定品が生産されましたが、それらはスーベレーンよりも装飾の手の込んだ、より豪華な高級品でした。

2002年には「ベルリン」と「ストックホルム」が発表され、世界の都市をテーマにしたシリーズが販売され始めました。

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2007年に発売された「マジェスティ」は、ストライプの溝が彫り込まれた純銀製の胴軸を持つ最高級モデルです。
翌2008年には、ペリカン社創立170周年を記念して、キャップに3つのダイヤを埋め込んだマジェスティが170本限定で発売され、瞬く間に完売しました。

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現在、ペリカンのサイトを見ると、限定版を含めて驚くほどの種類の万年筆が紹介されています。
日本で加工されたであろう蒔絵品は、そのまま「Makie」と言う名前で出ています。

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