ペリカンの歴史、その11
ペリカンの歴史、その11>
今回は、ペリカンのロゴマークの変遷について少し見ていきます。
1878年、インクメーカーだったギュンター・ワーグナーが、ワーグナー家の家紋のペリカンのロゴを、ドイツで最初の商標として登録します。
ペリカンの親子像はヨーロッパでは古来より母性愛の象徴とされており、その頃のロゴデザインは今よりも絵画チックで、雛の数は3羽でした。
1929年に万年筆100が発売されてからは天ビスに、400Nからは天ビスとペン先にペリカンマークがあしらわれています。
雛の数は、ワーグナーの第4子が誕生した時は4羽まで増えたりもしましたが、その後ロゴとしての描きやすさからか徐々に数が減り、現在は1羽になっています。
デザイン的には、やはり現代に近づくにつれて幾何学的な感じになってきていて、最近の物はそれだけを見るとペリカンの親子と分からない位になっています。
ペリカンでは2013年に、創立175周年を記念して、ブランドヒストリーブックを出版しています。ペリカンのロゴの変遷もその本の中に詳しいようです。(ドイツ語版と英語版の本です)
アマゾンでも買えるようですが、ペリカンのサイトにもそのさわりが紹介されていて、初期のデザインを見ることができます。
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