ペリカンの歴史、その6

ペリカンの歴史、その6>

1929年に初めてペリカンから発売された万年筆には、特に名前やモデル名が無く、単に Pelikan Fullhalter(ペリカン万年筆)と呼ばれました。

現在のペリカンと言えばカラーと透明色の縦縞柄の本体が有名ですが、この最初の万年筆では縞はなく、胴軸とグリップの間の短い距離が透明樹脂でインクが見えるようになっていました。

価格は13.50マルクで、比較的高額な部類に入る価格でした。

その後何種類かのモデルが出て、それぞれに100番台の品番が付けられ、基本形の100は胴軸がマーブル柄のカラーで緑、黒、グレー、赤、青、黄のカラーがあったようです。

100__

101番は透明部のないバージョンでトカゲ柄などもあり、111は胴軸やリングなどの部品に金を使ったバージョンだったそうです。

111

その他「トレド」や「ラッペン」「アイビス」と呼ばれたシリーズや、200番台、シャープペンシルなどが発売されました。

そして1937年には100の後継機として、ペリカンの特徴である透明縦縞の100Nシリーズが発売され、1954まで製造されました。

100n

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