ペリカンの歴史、その9
ペリカンの歴史、その9>
第2次世界大戦後いっとき市場から姿を消した万年筆ですが、1980年代になると、徐々に人気が復活してきます。
と言っても以前のような実用向けではなく、個人的な手紙や署名をする際のステイタスシンボル的な使われ方での人気の復活です。
ペリカンは1982年に現行モデルであるスーベレーンシリーズを発売し、万年筆市場に再登場を果たします。
大人の愛好家向けとして発売されたこの製品は、おりしも復活してきた愛好家向けの万年筆市場をリードする製品として迎えられました。
以前の400は、素材と装飾の豪華さレベルで500、600等のモデル違いでしたが、現在のスーベレーンシリーズは、ペン自体の大きさの違いでM1000からM300までに分かれています。
M400ないしM600が標準サイズで、M300はミニペン、M1000はかなりのジャンボサイズ。マニアの間では、M800が人気のようです。
現在でもスーベレーンは、特に愛好家の間では最も書きやすい万年筆として鉄板の人気を誇り売れ続けています。
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