サインペンの歴史、その12

サインペンの歴史、その12>

さらに呉竹では、工場出荷時にインクを充填せずに、万年筆のようにボトルを添付しておき、購入者が初めて使用する直前に充填して貰うようにしました。

それにより、ひねりを加えているとはいえサインペンに比べれば繊維のばらけている筆ペンでも、店頭で立て置きされてもその向きによってインクが落ちたり、逆に軸に戻りすぎたりする心配もなくなりました。

ボトルを添付した状態のパッケージにするために、当時ではまだ珍しかったブリスターパックを採用し、インクボトルと説明書を1パックにして発売しました。

こうした苦労を経て発売された呉竹の筆ペンは大ヒットをし、その後も改良を重ねつつ現在まで続いています。

ここまでの記述は主に以下の呉竹のホームページから引用しました。
http://www.kuretake.co.jp/create/brush/story.html
駆け足で紹介したこの稿よりも、面白くまとまっていますので、是非ご覧ください。

現在では、インクも購入時から充填されているタイプに変わっており、万年筆タイプの高級品なども発売されて豊富なバリエーションが揃っています。

呉竹の他には、現在ぺんてるが高いシェアを持っていますね。

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