サインペンの歴史、その20
サインペンの歴史、その20>
ボールペンでもそうですが、サインペン、マーカーのインクの溶剤には水性タイプと油性タイプがあります。
さらにそれぞれのタイプが染料系と顔料系の着色剤に分かれています。
溶剤と着色剤の関係は、液体の溶剤の中に着色剤を溶かし込んだ物がインクとなる訳で、お風呂のお湯と入浴剤のような物でしょうか。
染料と顔料はどちらも着色剤でありますが、大ざっぱに言うと水または溶剤に溶けるものを染料といい、溶けないものを顔料といいます。
一般的に、染料は、布等を染める材料であり、顔料は、塗料や化粧品などで使用されています。
ぺんてるの筆ペンでは、染料と顔料の両方のタイプが販売されています。
マーカーでもガラスや金属にも書けることを売りにしている物は油性で、紙を前提としたサインペンや筆ペンには水性がよく使われています。
先にも述べましたが、フェルトペンの元祖である寺西化学のマジックは油性、ぺんてるのサインペンは水性でした。
その他で、段ボールなどによく使われているゼブラのマッキーは油性、ポスターやポップ書きによく使われる三菱のポスカは水性ですね。
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