サインペンの歴史、その21
サインペンの歴史、その21>
ところで、多くのサインペンを観察してみると、本体のどこかに小さな穴や溝が空いているものがあります。
この溝や穴は本体内の圧力と外部の圧力を同圧にするために開いており、これによってインキをスムーズに出し続けることができます。
また、本体からキャップを抜く時、本体とキャップの間の空気圧が低くなりますが、この穴がないとインクが中から引っ張られて飛び出してしまいます。
ここ数回で書いてきたサインペンの構造についての記述は、主に日本筆記具工業会のサイトから引用しました。
http://www.jwima.org/markingpen/00markingpen_index/00-1markingpen.html
2013年にはぺんてるのサインペンが発売50周年だったそうです。50周年記念製品なんかも出たようですよ。
マーカーの類は比較的構造も簡単なので、多くのメーカーから実に多くの種類のペンが出ています。今ではその内のかなり多くが海外メーカー製品もしくは日本メーカーの海外工場製ですが、今日も世界中で便利に使われています。
(サインペンの歴史は今日で最終回となります。)
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名入れボールペンの【ペン工房キリタ】