サインペンの歴史、その7

サインペンの歴史、その7>

研究に3年を費やし、自信を持って発売を開始したぺんてるのサインペンですが、始めはなかなか国内では売れなかったようです。

そこでぺんてるはアメリカ市場での売り込みを図ることにし、各地で営業活動をする傍らシカゴで行われた文具国際見本市へ出展しました。

会場で来場者にサンプルを配布したところ、そのうちの1本がなんと大統領付きの報道官に手に渡り、さらに当時のジョンソン大統領が報道官が持っていたサインペンをたまたま使う機会に恵まれたのです。

大統領は、サインペンの滑らかな書き味をいたく気に入り、なんと24ダース(288本)のサインペンを発注したのです。

さらにジャーナリストがこの話を聞きつけ、大統領が大量発注した不思議なペンとしてNewsweek誌に掲載し、全米にサインペンが知れ渡ることになったのです。

これをきっかけにアメリカで人気に火がつき、作家デザイナーたちによる口コミも手伝って、アメリカ上陸1ヶ月でなんと180万本の売り上げを記録したそうです。

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