サインペンの歴史、その8

サインペンの歴史、その8>

ジョンソン大統領からの注文によって猛烈に売れ出したサインペンですが、さらに、NASAによる採用で販売がさらに加速します。

無重力状態においては、万年筆や通常ボールペンのように重力によってインクタンクのインクをペン先に送るペンは使えません。

サインペンはインクタンクの中で中綿にインクが染み込んでいて、繊維を伝ってインクが運ばれるので無重力でも、重力かで逆さにしても安定した筆記が可能です。

この点に着目したNASAは、公式スペースペンとして宇宙飛行士の筆記具として指定します。のちのアポロ計画へとつながる1965~66年の有人宇宙飛行、ジェミニ6号・7号にサインペンは乗船し、宇宙を旅して還ってきたのです。

(その後、米国のフィッシャー社が密封加圧式のボールペンをスペースペンとして開発して、今はこちらが多く使われているようです。)

このあたりの開発ついてのエピソードは、以下のサイトで詳しく書かれていますので、是非ご覧ください。
http://www.pentel.co.jp/pentelcity/library/2003_8/

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