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ペン工房便りのバックナンバー
2022年6月30日
22年6月30日 ハーフタイムデー トランジスタの日 アインシュタイン日
アインシュタインが相対性理論の最初の論文を物理雑誌に提出。(1894)
南伸坊(イラストレーター1947) マイク・タイソン(ボクシング1966)誕生日
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工┃房┃便┃り┃ 2022.06.30
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創業昭和二十二年 高級筆記具製造の【ペン工房キリタ】
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桐田平八様
私は往年のミュージカル女優ジュリー・アンドリュースの「サウンド
オブミュージック」と「メリーポピンズ」が、実は昔から大好きです。
その中の「メリーポピンズ」について、40年前からず〜っと、腑に
落ちない点が一つありました。
とても長い映画なのですが、劇中で銀行を首になりそうなお父さんが、
とぼとぼ歩くシーンに、かなりの尺を使っているのです。
このシーンがなければもっと締まった映画になるのに、ディズニーは
どうしてこんな演出にしたんだろう、とずっと思っていました。
それが、先日ツタヤの閉店セールで買ったあのDVDを見てついに
・・・(編集後記へ)
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目次、
1)メーカーこぼれ話「ケーファー夏柄+」
2)うんちくコーナー「アウロラについて、その23」
3)お客様の声ご紹介「『すごいなぁ…』と・・・」
4)編集後記
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1)メーカーこぼれ話
今日で6月も終わり、気がつけばもう1年の半分が過ぎました。
あっという間に梅雨も明けて、夏全開の暑さですね。
いつもの季節毎のお知らせですが、季節のケーファー天金柄が、春の
植物バージョンから夏の草花に変わりました。
今回の夏の花も、撫子、桔梗、ハイビスカスと朝顔になります。
また、今回もそのほかに花火柄が選べます。花火柄については、
背景色が本体と同色になります。
夏の花柄天金は、通常のケーファーページの天金選択肢の中から
お選びいただけます。
http://www.kirita-pen.jp/seihinn/kafer/
まだまだ続く「発掘お宝キャンペーン」のページはこちら:
http://www.kirita-pen.jp/events/spring/
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KWシリーズのアウトレットセールが好評です。あの和光の製品が
半額なのでとってもお得です。
KWエンジンタンボールペンWAKOバージョン:1万円→ 5,000円
KWラッカーボールペンピンクWAKOバージョン:5千円→2,500円
こちらから:
http://www.kirita-pen.jp/seihinn/outlet/kwwako/
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2)うんちくコーナー「アウロラについて、その23」
「DUO CART(デュオカルト)」は、アウロラが1950年代に開発した
インクカートリッジ式の万年筆です。
現在は、そのデュオカルトの復刻版が販売されています。
付属のコンバータとカートリッジのどちらかを選んで使うことの
できる両用式タイプです。ペン先はスティール製。
価格は25,000円と、88やオプティマよりは安く設定されています。
「Y(イプシロン)」シリーズは、1万円台から買えるアウロラの万年
筆としては最廉価盤の製品となります。
まるみを持ったキャップと、「Y」の形をしているクリップが特徴で、
最も数を売りたい価格帯のため、カラー、材質などでかなりの数の
バリエーションが出ています。
付属のコンバータとカートリッジの両用式タイプで、当然ペン先は
スティール製となります。
(つづく)
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3)お客様の声ご紹介
注文品のダイヤカット8角ボールペンとシャープペンが無事に届き
ました。細身の洗練されたフォルムに魅了されました。
このような繊細な美しさを表現できる素晴らしい職人技は、まさに
不朽ですね。『すごいなぁ…』と眺めながらしみじみ呟いてしまい
ました。
実際に手にとることができる私は、とても幸せな人間だなと思います。
高級品の繊細なデザインや重みは、なんともいえない幸福感です。
オンライン化が進んで書くこと自体をアナログ的に揶揄されることも
しばしば見受けられますけれど、だからこそ、ペンを取り、考え、
集中して書く機会というのは高い価値と大切な意味を感じます。
そこに好きなペンで『楽しみながら』が加わるのがいいなと思います。
余計なことを考えずに書くことに充実感を感じるのは、実はストレス
解消なのかもしれませんね。
大切に使わせていただきます。
スタッフの皆様にもよろしくお伝えください。
東京都 木村 裕理 様
お買い上げいただいたG2ダイヤカット8角ボールペンはこちら
http://www.kirita-pen.jp/seihinn/g2/
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4)編集後記
ツタヤの閉店セールで買ったDVD「ウォルト・ディズニーの約束」は、
メリーポピンズの制作秘話を描いた作品です。
劇中では原作者の父親が描かれますが、娘にとっては良い父親だが、
アル中で家庭を支える力がなく、若くして死んでしまいます。
原作者のトラヴァース夫人はそのことをトラウマにしているのですが、
はっきりと自覚はしていません。
最初にディズニーが用意した映画用メリーポピンズの脚本では、単に
父親が、子供に厳しいだけの存在として描かれていました。
それを読んだ彼女はその脚本を激しく拒絶するのですが、その理由が
最初はウォルトや脚本家には理解できません。
そのため映画化は難航するのですが、徐々にウォルトは、作者のペン
ネームが父親の名前だった事などから、彼女のトラウマに気づきます。
そした最後はウォルトの説得で作者もトラウマを手放し、脚本にも
父親が子供思いに変わる為のシーンが加えられます。
ここでようやく私の40年来の疑問が解けたのです。あの父親を延々と
描くシーンは、作者のために父親を救済するシーンだった訳だ。
あ〜すっきりした。
ではまた来週にお目にかかります。
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ペン工房キリタ 桐平工業株式会社
3代目桐田平八(勝弘)
http://kirita-pen.jp/
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